テディメモリー [ Teddy memory ] Ravensburger 口コミ・評価・ レビュー
おすすめポイント
この「テディメモリー」はその名のとおり“メモリー” つまり “記憶”のゲームなので、王道の遊びとしては神経衰弱として遊ぶ玩具といえます。
しかし!!!
初めてこれを目にした子どもが、神経衰弱できますか?できませんよね?
まずは神経衰弱のルールを理解することが先決です。
とはいえ、教え込むのは厳禁!!
2歳3歳でもカンタンに楽しくルールを理解していく遊び方をボードゲームコーディネーターがご紹介します!
「神経衰弱として遊ぶだけではもったいない」と気づいてもらえる玩具です。
こんな人におすすめ
▪ ボードゲームに興味がある
▪ 2歳3歳子育て中
▪ 「順番」を守れるように、少しずつ練習中
▪ 自宅遊びがマンネリになってきたと感じている
▪ カワイイものが好き
▪ テディベアが大好き
コーディネーターおすすめの遊び方
内容物
12組(24枚)
様々なくまちゃんがペアになっています。
1枚の大きさは13.8cm!
このサイズ感、2歳の子には大きすぎるのでは?と思われがちですが、くまちゃんの曲線も相まってとても掴みやすい形状なんです。厚みもしっかりしていて、たくさん遊んでもくたびれません!
遊び方① 型はめくまちゃん
厚紙のカードはこんなふうに台紙ごと入っています。
神経衰弱で遊ぶだけなら捨ててしまう部分ですが、これを活用します。
1歳〜3歳という時期においては、ぴったりはまる=きもちいい、楽しいと感じ、夢中になって遊ぶことがあります。大人からすれば「何がそんなに楽しいの?」と思うことでも、その子の成長には欠かせない動作の習得でもあります。捨てずに遊びにしちゃいましょう!
「お片付けね」
「くまさんもお寝んねよ」
と言いながら、はめる遊びを目の前でやってあげるのも良いですよ♪
それを真似て遊びだしたら大成功!
遊び方② くまちゃんペア
同じくまちゃんが2匹ずついることを理解し、同じくまちゃんを見つけられたら嬉しい!という喜びを芽生えさせる遊びです。
これは3人以上で遊ぶことをおすすめします。人数が多ければ多いほど楽しいでしょう。
まずは、遊ぶ人に均等にくまちゃんのカードを配ります。枚数は何枚でもかまいません。ただし、手元には同じカードがこないよう調整してください。
裏向きで配ったら、自分だけがカードを見るようにします。
順番を決めたら、一番目の人がくまちゃんを1枚公開します。
「このくまちゃん持ってるのは誰かな?」
各自、手元から同じくまちゃんを探します。
見つけた人は同じくまちゃんを
「はい!私です!」と出しましょう。
ペアになったくまちゃんは、持っていた人がもらえるとか、中央に出していくなど。
どんな形式でもOK。
これ・・・はっきり言って、大人は楽しくないですよ(^_^;)
でも、こどもは喜ぶんですね(笑)
私も(ぼくも)同じの持ってた〜♡
同じことに喜びを感じる成長段階だからこその遊びです。
遊び方③ くまちゃん探し
神経衰弱は記憶力を駆使し、より多くのペアカードを見つけ、集めた枚数で勝敗を決める遊びですね。
しかし、これは誰かと競う必要はありません。
大人の方がお子さんと一緒にペアになるくまちゃんを探すという遊びです。向かい合うのではなく同じ方向に座って遊んでみてください。
まずは、全部裏向きにして並べます。
最初は12組全部を使うより、少ない組数からはじめて様子を見ながら増やしてあげてください。
「じゃあ、今から一緒に同じくまちゃんを探そうね!」
1枚めくります。
「あら、おねむのくまちゃん。」
「同じくまちゃんはどこかな〜??」
もう1枚めくります。
「残念。違ったね。」
「違うくまちゃんのときは、バイバ〜イ」
今、表にした2枚のカードを裏返して、くまちゃんとお別れします。
これを繰り返します。
同じペアのくまちゃんを見つけられたら、一緒に大喜びしましょう♪
そして、ペアになったカードを手元に集めていきます。
こうやって、ペアを探しながら間違ったら裏向きにするということを学びます。
遊んでいくと、一度めくったところをめくってしまったりするんですよね。
でも、子どもでも気づいているんです。「あ、さっき、開けたなぁ・・」とか。
言葉にはならなくとも表情でわかりますよ!
そんなことを繰り返すうち、「しっかりくまの場所を覚えよう」と自然に意識し、記憶していくわけです。ですから、無理に覚えさせようとしたり、「ちゃんと見て覚えてよ〜」なんて言う必要も全くないんです!!
また、これは誰かが勝利するという遊び方ではないので、一人で黙々とくまさん探し・・なんてこともあるでしょう。
「間違ったらバイバイ、ペアを見つけられたらカードをもらえる」このルールが定着したら、次は順番制を導入します。
正解したら続けてくまさん探しができるが、間違えたら、次の人の番へ。
これで、いつのまにか対戦型の神経衰弱ができるようになっていますね!
この時期の子どもたちは、成長が著しいことは子育て中の皆さんならご存知でしょう。 皆それぞれ出来ること出来ないことは違います。他者ができることに目を向けず、今の段階から一歩伸ばしてあげる気持ちで遊んでいきましょう。
順番を守る、ルールを守るということを楽しく身につけながら、社会性の入り口をご家庭で養ってあげられますよ。
基本情報
公式の対象年齢・人数
対象年齢:2歳半〜5歳
人数:2〜4人
コーディネーターの見解
2歳3歳というと元気いっぱい、じっとはしていられません。順番を守るということもあまり長すぎると、待つこと=苦痛=ボードゲームは楽しくないになってしまいます。お子さんの様子を見ながら、まずは2人遊びからスタートし、3人4人と増やしていきます。そうやって待ち時間も徐々に増やしていくと良いでしょう。
また、これくらいの年齢ですと、ボードゲーム以外にもたくさん成長に必要な遊びがあります。ボードゲームだけにとらわれず様々な遊びを取り入れて過ごしていきましょう。
育つ力
▪ 遊んでくれる人との信頼関係
▪ 記憶力
▪ 自制心
このボードゲームの感想
いかがでしたか?
神経衰弱としてだけ遊ぶのはもったいないと感じていただけましたか?テディメモリーは単なるペアのカード。だからこそ、遊び方は無限大!!
たくさんのアイデアで親子の楽しい時間を過ごせることでしょう!