Talo タロ [ DREi HASEN ] 口コミ 評価 レビュー
様々な長さの積木を積み上げて高みを目指すうち、いつのまにか素敵な建築物ができあがるというダイナミックで眺望を楽しめるゲーム。
おすすめポイント
いち早く10の高さまでコマをたどり着かせることが勝利条件。
サイコロ運もさることながら、登りつめるための道筋を理論的に構築することや、相手を妨害するという策も必要な場合があるでしょう。見た目のファンタジックさ以上に考えさせられる一面を持つゲームです。
こんな人におすすめ
▪ 親子で楽しめるボードゲームを探している
▪ インスタ映えは気にするほうだ
▪ 一風変わったゲームで遊んでみたい
▪ 親子で楽しめるゲームを探している
▪ ルール説明は苦手だ
▪ じっくり考えるゲームも好き
▪ 子供には賢くなってほしい
遊び方
内容物
建築用ボード 1枚
ストック置きボード(赤と青の表裏) 2枚
コマ 6個
10面ダイス 1個
計測用ものさし 1個(2枚で1組)
積木 55本(立方体を1の長さとしたとき)
【1✕10本、2✕9本、3✕8本、4✕7本、5✕6本、6✕5本、7✕4本、8✕3本、9✕2本、10✕1本】
準備
↑上記写真(内容物)のように並べ、使わないコマは横によけておきましょう。
並べ終えたら準備完了!
積木は、青の面を使用してこんなふうに置いてもOK
美しい♡
わざわざこんな魅せ方もするところも、なかなかニクイやつです(^^)
目的とゲームの終了
ルール↓の①②③の手順を繰り返し、いち早く10の高さに到達できた人が勝者です。
同じターンで10段目にいけた場合は、複数人が勝者となりえます。
積木が崩れたら
もし、途中で積木が崩れてしまい再び戻すことができないなら、ゲームもそこで終了。崩してしまったプレイヤーが負けとなります。
ルール
最初のプレイヤーから時計回りに手番となります。
自分の番がきたらすること
①サイコロをふる
②積木を選ぶ
このとき、出目と同じ長さの積木を1本 or 2つにわけた数を2本まで取ることができます。
例えば、「9」が出たら「5」「4」を取る、「7」「2」を取るなどです。
ぴったりの長さの積木を選ぶことができない場合には、サイコロを2回振り直すことができます。(合計3回まで)それでも取る積木がない場合にはパスとなります。
③積木を置いて、コマを進ませる。
(コマを進ませてから積木を置いても構いません。)
これだけです。
積み方やコマの進ませ方には決まりがありますので、解説していきましょう。
決まりごとはやや多く見えますが、覚えてしまえば簡単です。
積み方 と コマの移動方法
積木の積み方
①積木は必ずきちんとマスに合わせて置く。ラインをまたいでは置けない。
【以下のように積木を置くことができる】
②水平に置く
③垂直に置く
④橋のように横たえて置く
⑤T字状に置く
⑥他プレイヤーを妨害するように置く
⑦空中で(2段目から)はみ出して置く
【禁止している置き方】
⑧ボード上のマスから外にはみ出すように置く
⑨斜めに置く
⑩10段目以上の高さに置く
特別な積み方
↑垂直に立てた積木の上に、奇数の長さならこんなふうにも置けますね。
マス目に従って落ちないように置かなければいけませんので、偶数積木は厳しい!?
いやいや、偶数でも、倒れなければセーフなのでこんな置き方もOK↓
それ以外でも、構造上バランスが保たれていればOK↓
ただし、自分のコマを置いてその重さで崩れないといった積み方はNGとなります。
コマの移動方法
①コマを置く時は、ボードのラインにかからないよう、きちんとマス内に置く。
②スタート位置(高さ0)では、まだ動くことができず、自分のコマの隣に積木を置いてから登らせることができる。
③積木の上なら四方八方に自由に動くことができる。
④水平ならどこまで動かしてもOK
⑤いつも、自分が元いた高さより1段上か1段下までしか移動することができない。
⑥自分の元いた高さより2段上への移動はNG
⑦斜めにコマを動かすことはできない。
⑧他プレイヤーの場所に移動することや飛び越して進むことはできない。
<補足>
あなたのコマが他プレイヤーや積木に囲まれ、高さ10まで到達不可能となってしまった場合、次の順番でボードの空いている高さ0マスに移動し、もう一度積木を積み直していかなければいけません。
基本情報
公式の対象年齢・人数
対象年齢:6歳〜
人数:2〜4人
目安時間:20〜30分
コーディネーターの見解
お勉強的な側面から申し上げるなら、遊びながら10までの数量感覚がしっかり身につきます。
小1で習うような『10は、いくつといくつに分かれる?』もラクラクでしょう。
また、 立方体何個分で繋げられるか?どれくらいの高さか?と遊んでいくうち、自然と空間認知力も高まります。子どもの能力を伸ばす方法を模索している方にもおすすめのおもちゃではないでしょうか。
また、子ども達の遊ぶ様子を見ていると「これはちょっと無理だろう」と思うようなバランスで積もうとチャレンジしている子も多いです。
掘り下げて話を聞いてみると、積木遊びはあまりしていないとのこと。幼少期から積木遊びに親しみのある子は、こういった自然の法則も体に染み付いているものなんです。
積木遊びがしっかりできる環境も整えてあげられるといいですね(^^)
こちらのゲームは、積木として与えるのではなく、積木要素も含んだボードゲームという感覚で遊んでみましょう。
育つ力
▪ 数の感覚
▪ 空間認知能力
▪ 論理的思考
▪ 手先の器用さ
▪ ゲームを楽しむ力
要素
戦略6:パズル2:運2
このボードゲームの感想
積み木の要素とアナログゲームが融合したユニークな一品。私好みでお気に入りのゲームなのですが、このゲームの難点がひとつ・・・それは入っている積み木のクオリティの低さです。
ヨーロッパの積み木といえば、時間をかけしっかり乾燥させられた良質な積木が多いのですが、その質を求めてはいけませんし、完璧な商品をお求めの方には不向きかもしれません。木目のささくれがひどいパーツも少なくはないので覚悟してポチってください。我が家に届いたものは1/3くらいがそうでしたが、個人的には満足しています。
ひと手間が面倒でなければ、安全性を高めるためにも、表面をサンドペーパーでなめらかにやすりをかけることをおすすめします。