ボードゲームを教育的に捉えてみる
私が主催するボードゲーム会【あそラぼ】では、こんなことに意識して遊ぶ場づくりをしています。
①最後までやりきる
②自分で選択する
③子ども達だけで楽しく気持ちよく遊べる
①「最後までやりきる」について
無理強いはしませんが、できるだけ「やる」と決めたら、やり通すクセをつけるよう導きます。本人が興味を示すゲームで遊ぶことはもちろんですが、その子にあった時間で終わるゲームからスタートすることで、やりきる自信にもなります。
徐々に、複雑で長時間ゲームを集中して遊べるようになることを目指しています。
②「自分で選択する」について
ゲームの中では選択することがたくさん出てきます。
中には、迷い過ぎてなかなか進まないこともありますが、その場合は、選択するための判断材料を出すなどサポートをしてます。できるだけ「本人が選択するまで待つ」を意識しています。
自己決定の経験をたくさんすることや自分のタイミングでできるようになるまで待ってもらうことで自制心の育ちを促します。
また、待ってもらった子は、他の人に対しても待てる子になります。
③「子ども達だけで楽しく気持ちよく遊べる」について
大人が指示したり管理したりするのではなく、子ども達だけでルールを守り、皆が楽しく遊べるようになるということを目指しています。
ルールを破ってはズルになります。
勝利や力を誇示しても周りは気分がよくありません。
うまくいかないからと途中で投げ出しては、他のお友達はどういう気分でしょうか。
大人は当たり前にできることでも、発達途中の子どもだから仕方のないこと。
こういった「見えないもの」をボードゲームで遊ぶことを通して、たくさん経験し培われていくのだと考えています。
しかし、幼児〜小学低中学年の子にとっては容易なことではありません。ですから、周りの大人がちょっとサポートしていくということが何より大事。
幼い頃から、子どもだけで遊ばせておける玩具、管理された玩具を与えるというのは間違いです。
現在、当サークルでは、小学低学年までの子ども達が中心。この子達がお兄さんお姉さんになり、中心となって輪を作れるようにサポートしていきたいと思います!
ボ育て
最近知った【ボ育て】って言葉。
ボードゲームで子育て。
もちろん「あそび」ってボードゲームだけではないのだけれど、この中にはぎゅっといろんなものが詰まっています。
▪ ルールを守る
▪ 勝つためにあれこれ知恵を絞る
▪ 相手の気持ちを考える
▪ 相手の手を読む
▪ 我慢する
▪ 自分の今の力を使って勝ちへ向かう
これって、大人になっても通用する力だと思いませんか?
ボードゲームは社会の縮図ともいえますね。
でも、小難しいことは全くなくて、幼い子にもイメージしやすい世界観やテーマで作られたボードゲームがいっぱいあります。
遊びながらどんどん個々の能力を磨けるおもちゃ。
それを子育てに生かせるかどうかはパパママ次第。
ぜひ、上手に取り組んでみてください!!
こんな雰囲気
私が主催しているボードゲームサークルの雰囲気をちらっとご紹介します。
盛り上がる子どもたち♡
カラスの目が出るとと・・・
カラスの母ちゃんがやってきたり←このママは自主的に楽しんでいるだけです笑
強制はしません。ご安心を。
全部収穫してカラスに勝てたね!ご満悦のポーズ♪
いないいない動物
4歳&6歳。いち早く見つけるために集中してます!
スピードカップス
白熱!!勢いでたなびく髪
カタン
夫が参戦するときは、1時間くらいかかるゲームも持参します。
やりたい!最後まで遊ぶ!と挑戦するお友達(^^)
キャプテン リノ
ぐらぐら、ヒヤヒヤ・・そぉーーーっとね。揺らさないでね。
「そっと」を学ぶ遊びなのかも。
きらめく財宝
男の子も女の子も、キラキラやお宝にワクワクするんです(^^)
その日に参加する子どもたちの年齢に合わせて
ゲームを用意することが多いです。
あなたも【ボ育て】してみませんか?