キングドミノ Kingdomino 口コミ 評価 レビュー
様々な土地が描かれた2マスで1枚のドミノ。同じ種類の地形同士をくっつけて王国を広げていき、高得点を目指すゲームです。しかし、ただ広げればいいというわけではなく、5×5マス内に収めなければいけません。他の王国に負けないよう、開拓していき勝利を目指しましょう!
おすすめポイント
ドミノはいつも思い通りに獲得できるわけではなく、程よいジレンマにかられながらゲームが進行します。また、5×5マス制限でタイル配置も非常に悩ましく、常に「考える」がつきまとう思考力のゲームといえるでしょう。
こんな人におすすめ
▪ 親子で楽しめるボードゲームを探している
▪ 短時間なら子供と遊ぶ時間を作れそうだ
▪ 幼児〜小学生子育て中
▪ 思考力が大切だと
▪ うちの子「さんすう」が苦手かもしれない
遊び方
内容物
目的
このゲームでは、ドミノを選んで自分の王国に配置するを繰り返していきます。
ドミノをすべて配置しゲームが終了すると、各地形のマス数×その地形に含まれている王冠の数で得点を計算し勝者を決定します。ですから、いかにうまくドミノを配置していけるかが肝心です。
準備
工程ごとに細分化しているため①〜⑥までありますが、決して難しくはありません。
①王国をセッティング
各自、自分の前にスタートタイルを置き、その上にお城を乗せます。
②タイルを取り除く
何人でプレイするかで使用するドミノ数が異なります。
48枚のドミノからランダムに下記枚数を取り除きましょう。
2人で遊ぶ → 24枚取り除く(24枚使用)
3人で遊ぶ → 12枚取り除く(36枚使用)
4人で遊ぶ → 取り除かない(48枚使用)
③ドミノを並べる
一度に場に出すドミノの枚数は
2人 or 4人で遊ぶ → 場4枚
3人で遊ぶ → 場3枚
ここでは3人用で解説しますね。
ドミノの山から3枚取り、数字面を表向きにして昇順で(小さい数字から)並べてから表向きにします。
④最初の1枚を選ぶための順番を決める
1枚目のドミノを選ぶため、順番を決めましょう。プレイヤーの1人が全員分のコマを手で握りよく混ぜ、1個ずつ取り出します。
ピンク、黄、青の順になりました。
⑤決めた順番で好きなドミノを選ぶ
④で決まった順番どおり、各自王国に配置したいタイルを選んで自分のコマを置きます。
⑥2枚目のドミノを並べる
次のドミノを山から引き、既にコマが置いてあるドミノの横に並べます。とり方は③と同じ。
これで準備完了!
ルール
常に一番小さい数字のドミノを選んだプレイヤー(箱から一番近いプレイヤー)から順に、次のドミノの選択権があります。
つまり、①②をプレイヤー人数分繰り返したあと③を行い、それを繰り返してゲームを進んでいきます。
①次に選んだドミノへコマを移動
②今乗っていたドミノを王国に配置する |
×プレイヤー分 |
③次のドミノを並べる |
王国にドミノを置くときの注意点
スタートタイルの周りにはどのドミノでも置けますが、スタートタイルの周りが空いていなければ、既に配置されたドミノの最低1つに同じ種類の地形をくっつけてでしかドミノを置けません。
途中で置くことができなくなったら
計画に失敗してドミノを置くことができなくなった場合は、それ以降すべてのドミノは王国に配置することはできません。
つまり、置けなくなった後は得点を得ることができなくなるわけです。配置することはできなくてもドミノを選ぶアクションは行います。
ゲームの終了
最後のドミノを王国に配置し終えたら、ゲームが終了します。各地形のマス数×その中にある王冠の数で得点を計算しましょう。
基本ルールでは、このゲームを3回行い総合得点が最も高いプレイヤーが勝利!
補足
※2人プレイでは場4枚で1人2コマ使用します。
※お城を5×5マスの中央に配置できた場合にはボーナス点を付与するというルールもあります。
基本情報
公式の対象年齢・人数
対象年齢:8歳以上
人数:2〜4人
目安時間:約15分(1ゲーム)
コーディネーターの見解
ゲーム自体の思考性だけでなく、プレイ後の得点計算も幼児〜小学低学年にはちょうどよいです。スコア計算という形でわくわくしながら取り組めるこのゲームは、算数が苦手な子、苦手意識を持ち始めた子にもおすすめ。学童でもぜひ取り入れていただきたいゲームのひとつです。
子どもだけで遊ぶ場合には、中が見えなければ何でもよいので順番選びのためのコマを入れる袋を準備しておいてあげるとモメにくいでしょう(^_^;)
また、得点計算が簡単にできるようにスコアシート作りました。
キングドミノのスコアシート無料ダウンロード【Score sheet for Kingdomino】
育つ力
▪ 数の感覚
▪ 予測する力
▪ ゲームを楽しむ力
要素
パズル4:戦略4:運2
このボードゲームの感想
思考力と何度も書いていますが、それだけが勝敗に直結するというわけではなく、ドミノのめぐりも勝敗におおいに関係してきます。ですから、対象年齢未満の子が遊ぶ際、兄弟格差や親子格差があったとしても、下の子にも勝てるチャンスがあり楽しく遊べるボードゲームだと思います。
何より1ゲームが短時間で終わるため、時間がない時でも子供の「遊びたい!」に応じやすいタイトルです。