ボードゲームは「他」に勝つ遊び・・だけじゃない!
ボードゲームの話をすると
勝ち負けがある遊び
ウチの子だめだわ・・
と言われるママがすごく多い
その理由は、たいてい
負けた時が大変
負けず嫌い過ぎて
手がつけられないほど泣く
です。
うちの子もそうです。
2歳から歴5年
それでもまだまだ泣きますよ。
ていうか
ほとんどの子はそうです。
そして、中には
楽しく遊ぶのに、わざわざ勝敗をつけなくてもいいじゃない
という方もいらっしゃいます。
そうですね~
いろんな考え方や子育てがあるから
そういう方には無理におすすめはしませんが
ボードゲームって実は
「他」に勝つ遊びでもありますが
「己」に勝つ遊びなのだとお伝えすることも多いので
そのお話をします。
「自分」に勝つとは?
ボードゲームはもちろん
ゲームとしての勝ちを目指す遊びです。
そのゲームのルールを守り
他のプレイヤーと競り合いながらも
勝利という目的をつかみ取る。
大人なら、いとも簡単にできることです。
しかし、
低年齢の子で想像してみてください。
不利な状況になっても
最後までボードに向かう根気や集中力はありますか?
順番を守ったり
ズルをせずにフェアに勝負する心は
育っていますか?
まわりに暴言はいてませんか?
負けてしまった時の態度はどうでしょう?
ああぁ
どれもアウト・・・
と思われた方も多いかもしれませんね(^_^;)
そう
根気よく最後まで盤上に向かうという
ちょっとした我慢も
フェアに戦うための
出来心を抑える我慢も
みんなが気持ちよく遊べるように
想像力をはたらかせた言葉遣いも
体感して繰り返さなければ
身につきません。
表面上、ボードゲームは「他」に勝つという遊びですが
その性質を紐解けば、自分をコントロールする力を養うという
「己」に勝つ遊びなのです。
ヨーロッパを中心に生み出されるボードゲームには、「努力」や「能力」だけが勝敗を決めるものもあれば、「運」や「勘」が多く作用するゲームもたくさんあります。
だから、
多くの人が一緒に楽しく遊ぶことができる。
多様な人たちと遊んで繰り返す中で、自分をコントロールする力や
見えないものを読み取る力、勝負感を伸ばせていけたらいいですね。